はじめに…… 今回はちょっと今までとは若干違うテイストの話をしたいと思う。まー、たまにはね。こういう“叫訓”もいかがでしょうか? 若いときの貧乏は財産だ 高校を卒業してすぐにひとり暮らしをはじめた。祐天寺のアパート。玄関、トイレ、炊事場が共同のおんぼろアパート。 もちろん、風呂ナシ。夏場は近所の公園、もしくは目の前にあった小学校のプールに忍び込んで身体を洗っていた。 25年くらい前の話だけれども、家賃は確か1万4千円だったはず。もちろん、それは当時としても格安の物件。大学の知り合いはユニットバス付のワンルームに親の仕送りで住んでいた。 オイラは仕送りをもらっていなかったため(両親がケチなわけじゃなく、オイラが要らないと断った。学費は出してもらっていた)、レンタルビデオショップのバイト代ですべてをまかなっていた。 週6日の勤務。学生時代、記憶のほとんどがバイト先のことだ。大学の思い出