交渉とは、決して相手を打ち負かして、自分だけが得をするものではありません。相手にも満足感を与え、いい人間関係を築きつつ、自分が一番トクをする方法。それこそが「気くばり交渉」なのです。 本当の交渉は相手を打ち負かすことではありません 皆さんは交渉が苦手でしょうか? この質問をすると、9割近くの人が「苦手」だと答えます。 理由を聞いてみると「僕は押しが弱いから」とか「NOを言うのが苦手で」といった、性格に関することが挙げられます。 しかし、この答えには「がめついことはしたくない」「主張をして和を乱すのはどうか」といった、交渉に対するネガティブな感情が隠されているような気がしてなりません。 自分が交渉に向かないと思っている人は、同時に「交渉に対する苦手意識」「相手に悪いのでは」といったネガティブな感情も持っているようです。 そんな人にまずご紹介したい話があります。私が交渉に携わるきっかけを作って