<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2010年07月05日 (月)時論公論 「中台 経済協定締結の意味」 関係改善を急ピッチで進める中国と台湾が、先週、経済協力枠組み協定に調印しました。 中台を自由貿易圏にしようと言うこの協定を巡り、台湾では、「中国に呑みこまれる。」と言った反発も根強く、世論を二分する論争が続いています。 一方の中国にも、「台湾に譲歩し過ぎた協定。」と言った批判の声が出ています。 それでも協定の調印を急いだ中国・台湾それぞれの思惑は何なのか。 又、中国と台湾の経済の一体化が進むことで、今後東アジア全体にどのような影響が生じるのか。今夜は、こうした点を中心に、中台版"自由貿易協定"の意味を考えます。 ●協定の歴史的な意味 調印された経済協力枠組み協定は、ECFAと呼ばれています。 長い間、敵対関係を続けてきた中国と台湾が、事実上のFTA・自由貿易協定を結ん
【北京=琴寄辰男、台北=村上太輝夫】中台間の自由貿易協定にあたる中台経済協力枠組み協定(ECFA)の締結を目指す双方当局の専門家協議が13日、北京市内で開かれた。協議後の記者会見で中台双方の代表は「専門家協議は本日で基本的に終わった」と述べ、協定と付属文書についてほぼ合意に至ったことを明らかにした。さらに細部を詰めたうえで月内にも双方の交流窓口機関のトップによる会談を中国で開催し、協定を締結する見通しだ。 今回の協議の焦点は、先行して輸入関税引き下げの対象とする貿易品目のリスト。協議の結果、中国側から約500項目、台湾側から約200項目を示した。台湾が中国側に求めていた石油化学製品、繊維、機械などの関税引き下げが含まれている模様だ。 中国商務省の唐●(●は火へんに韋)・台湾香港マカオ局長は「台湾の主要産業、競争力のない産業への負の影響がないようにした」と配慮を強調した。 ECFAは、
台湾・台北(Taipei)で11月に開幕する「2010台北国際花卉博覧会(Flora Expo)」の会場で、ペットボトルのリサイクルで作られた壁の前を通過する作業員(2010年4月13日撮影)。(c)AFP/Sam YEH 【5月24日 AFP】台湾で前週、企業や学校などに環境保護の教育を義務化する法案が成立した。 台湾環境保護署によると、この法律は、毎年最低でも4時間の環境保護教育をすべての企業と非営利団体、学校に義務付ける。違反者には、閉鎖などの罰則が科せられる。同署は声明で「台湾の環境保護の新時代の幕開けとなる」と述べた。 台湾は環境保護の意識が高く、温室効果ガス排出を削減させようと環境に優しい技術や建築の普及を熱心に進めている。 台湾立法院は前年にも、今後20年間で、6500~10000メガワットの発電能力を再生可能エネルギーで実現することを目標にした再生可能エネルギー法を制定して
朝日新聞が、北朝鮮の核実験を受けて掲載した地図で、台湾を「核保有5大国」に分類していたことが問題になっている。台湾の外交窓口は「おかしい。厳正に申し入れたい」と反発している。台湾の領土や主権をめぐっては、かつて「中国の一部」とした地球儀が社会問題化したこともある。 朝日新聞は5月26日付朝刊6面で、「核兵器をめぐる現状」という地図を掲載。「NPT(=核兵器不拡散条約)で認められた核保有5大国」として、米国とロシア、英国、フランス、ロシア、中国が赤に色づけされており、台湾も赤くなっていた。 台湾は、第2次世界大戦が終結した1945年以降、中華民国の統治下にあるが、49年に成立した中華人民共和国(中国)も統治権を主張している。日本政府は72年の日中共同声明で、台湾を自国の領土とする中国の主張を「十分理解し、尊重する」としたが、認めたわけではない。政府は2005年11月、「台湾の領土的位置付けに
女子大生がヌードで教える自作パソコンが話題(台湾) 5月21日 17時00分 コメント コメントする 見事なスレンダーBODYを誇る美女が、パソコンの組み立て方を教えてくれる―そんな夢のような画像が、最近台湾で大流行。パソコンを自作するネットユーザーが多い台湾だけあって、さまざまな画像掲示板やブログに転載され、一躍大ブームとなっています。 「女子大生がヌードで教える自作パソコンの基本的な作り方」というタイトルが付けられた13枚の画像。1枚目から13枚目まで順に見るだけで、パソコンの作り方がマスターでき、しかもどんどん過激になっていく女性のポーズも拝めてしまうという、まさに一石二鳥の画像として、台湾のネットユーザーたちの間で大きな注目を集めています。 登場する女性は顔を隠しているものの、大事な部分をCPUやメモリなどで隠しただけの過激ポーズにユーザーたちの視線は釘付けに。いろんなブログや
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2009年05月14日 (木)アジアを読む 「台湾 WHO総会参加の意味」 台湾は、今月18日から始まるWHO、世界保健機関の年次総会に、オブザーバーとして招待されることになりました。 台湾にとっては長年の悲願だったWHOへの参加が実現したのは、馬英九政権の登場で、この一年中国との関係が対立から融和へと大きく変貌したことが背景にあります。台湾にとって、WHOへの参加は、どのような意味を持つのか。又、中国と台湾の関係はどのように変わり、それが東アジア情勢にどのような影響をもたらすのか。 今日は、こうした問題を見ていきます。 Q1:まず、台湾がWHOの年次総会に招かれることの意味から聞きたい。 しかし、中国の反対で実現しなかった。 ・参加実現には二つの意味がある。一つは、医療面。 WHO総会へのオブザーバー参加の資格を得たことで、新型イン
【台北=野嶋剛】日本政府の台湾窓口、交流協会台北事務所の斎藤正樹代表(大使に相当)の「日本がサンフランシスコ平和条約で台湾の領有権を放棄した後、台湾の地位は未確定」との発言が波紋を広げている。与党・国民党から解任要求が出る一方、野党・民進党は斎藤代表の擁護に回るなど、世論を二つに割る事態に発展している。 「52年の日華平和条約で、台湾の主権が中華民国(台湾)に戻った事実はすでに確認されている」。馬英九(マー・インチウ)総統は5日、斎藤代表の発言に総統として初めて反論した。 「台湾は中華民国の一部」という前提に立ち、斎藤発言を問題視した馬政権と国民党に対し、台湾の独自性をうたう民進党にとって「台湾の地位未定論」は逆に好ましい主張だ。斎藤代表の発言は台湾の与野党に格好のケンカの材料を与えた形になった。 4日、国民党議員団は斎藤代表を「歓迎されざる人物」と認定するよう馬政権に要求する決議を
米ネバダ(Nevada)州インディアンスプリングズ(Indian Springs)近郊の演習場上空を飛ぶF-16C「ファイティング・ファルコン(Fighting Falcon)戦闘機(2007年9月14日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Ethan Miller 【7月17日 AFP】(一部更新)米太平洋軍のティモシー・キーティング(Timothy Keating)司令官は16日、米政府が中国政府の懸念と中台関係の改善を受け、台湾への武器売却を凍結したと発表した。 キーティング司令官は米ワシントンD.C.(Washington)を拠点とする保守系シンクタンク、ヘリテージ財団(Heritage Foundation)のフォーラムで、「台湾と中国の最近の軍事態勢や戦略を検討した結果、現在のところ台湾に武器を売却する差し迫った必要性はみられない」と説明した。また、「比較的
2008年3月16日、総統選挙を控えた台湾の台北(Taipei)で、与党・民主進歩党(民進党、Democratic Progressive Party、DPP)の腐敗を訴える野党・国民党(Kuomintang、KMT)の馬英九(Ma Ying-jeou)候補の支持者ら。(c)AFP/PATRICK LIN 【3月17日 AFP】台湾の陳水扁(Chen Shui-bian)総統は、14日の英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)掲載のインタビューで、22日に実施される台湾総統選挙で誰が次期総統に選出されようと、中国は台湾への威嚇を続けるだろうとの認識を示した。 任期満了で退陣する陳総統は、「次期総統が誰であろうと、どの政党が政権に付こうと、中国は台湾の主権を認めず、国際社会における台湾の存在を抑圧し続けるだろう。軍事的脅威を行使し、中台共同市場政策を推進するだろう」と述
Experts have warned that cybercriminals use compromised WordPress websites to form a massive army for credential-stuffing attacks. WordPress websites are… The ‘WordPress Membership Plugin plays a motivating role in personalizing content marketing strategy to reach customer attraction, engagement, and retention.…
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