日本原子力発電は21日、敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の換気用排気筒から微量の放射能漏れがあったと発表した。同日午前10時20分からの約40分間で約8億1千万ベクレルの放射性ガスが外部に漏れたが、同社が年間の上限値とする量の200万分の1で、環境への影響はないとしている。 2号機は今月7日に原子炉の運転を停止。8日に1次冷却水から放射性ガスを抜く作業の際、41億ベクレルの放射性ガスが外部に放出された。この原因調査のため21日に作業員が配管弁の接続部分のボルトを緩めたところ、放射能検知器の値が上昇したという。