長野県諏訪市の諏訪大社で7年に1度、社殿の柱を建て替えるために行われる「御柱祭」。祭りのフィナーレは10日だが、8日に下社春宮の境内で行われた「建御柱」の最中、柱から落下した2人の男性が死亡する事故が起きた。 何故、最も危険といわれる「木落とし」ではなく、「建御柱」で死亡事故が起きたのか?? 責任はあいまい 取材した井口成人ポーターによると、巨木を支えていたワイヤーの1本が金属疲労か何かで切れ、揺れたはずみに落下したらしい。 この『建御柱』は高さ17m 、直径1mの巨木に10数人がのぼり、3本のワイヤーで支えながら、徐々に引っ張り建てる行事。事故は柱がほぼ垂直になったところで起き、尖端付近に乗っていた氏子3人が落下した。 目撃した人によると、「パキッという音がして、1人が頭から落ちてきて、追うように2人目が回転しながら落ちてきた。3人目は途中ロープに伝わって降りてきた」という。3人とも命綱