メディアが大変革期を迎えている。わたしは2003年に「ネットは新聞を殺すのか 」(共著、NTT出版)という本を書き、新聞、マスメディア業界に警鐘を鳴らし続けてきた。だが最近では「警鐘はもういいから、処方箋を示してくれ」という声を聞くようになった。メディア企業を取り巻く環境がそこまで厳しくなってきたからだろう。わたしは、新聞、マスメディア業界が進むべき道は1つしかない、と考えている。処方箋を求める声に応えて、ここにわたしの考えを書こうと思う。 ▼百科辞典がオンラインになりウィキペディアに 2000年ごろだろうか。世界的に権威のあるブリタニカ百科辞典の販売が大きく落ち込んでいるという話を原稿に書いた ことがある。その原因は、米マイクロソフトが販売するパソコン搭載型のデジタル百科辞典「エンカルタ」の普及だった。ブリタニカの出版社は、エンカルタを三流百科辞典とこきおろし自分たちの製品の優位性を訴
米新聞業界では今や,リストラや身売りの話が日常茶飯事になってきた。先週末にもAFP通信社が“112 jobs cut at San Diego newspaper”を伝えていたが,この程度の話だともうニュースにならない。 paper cutsマップによると,今年に入って1万3253人の従業員が,勤めていた新聞社のオフィスから追いやられたようだ。 米大手新聞社のMcClatchy(マクラッチー)が今年第2四半期に増益になったのも、大幅人員削減が利益を押し上げただけのこと。同社は昨年6月に全従業員の10%に相当する1400人の削減を発表し、さらに今年3月には15%に相当する1600人のカット(“McClatchy Plans to Cut 15% of Staff”,NYTimes.com)を明らかにしていた。Blommberg.comの記事“McClatchy Extends Wage Ha
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ここ2~3年でしょうか。テレビで「ネットで○○が話題になっています」という話題を進める番組が出てきたり、ネットでも個人ブログではなく企業がやっているメディアサイトで「昨日のテレビ番組△△でタレントの○○が◇◇と発言」といった内容を記事にするようになってきたのは。 あなたは、こういったコンテンツ作りの傾向をどう思いますか? 人によっては、「他人のふんどしで相撲をとる行為だ」「自分でコンテンツを作ってないからメディアではない」という意見もあるようです。 しかし、そうでしょうか? 結論から言うと、私は「現在のメディアとして果たすべき役割の1つである」と考えます。というのも、メディアの役割として、これまでの「独自のコンテンツを作ること」に加えて、「情報を取捨選択して整理して伝えること」が重要になってきているからです。 以前のコラムで少し触れましたが、2006年の時点ですでに、消費情報量の4317倍
最近ホームページをlivedoorに設定しています。時代はまさにGoogle全盛、五年前は我が世の春を謳歌したライブドアも、一連の不祥事で散々叩かれた挙げ句、牙を抜かれた獣のようになってしまいました。そのライブドアを今になって選ぶのには理由があります。他のポータルとは目のつけどころが違うのです。 総合百貨店というべきGoogleとYahoo!, 辞書を引くならExcite, 車と相撲はgooといったポータルごとの特徴はあるものの、トップページのデザインは大同小異で、似たようなニュースと似たようなメニューが並んで、それ自体には訴求するものがありません。ところが、ライブドアは一目見ただけで他のポータルとは全く違います。試しに今日のヘッドラインをYahoo!と比較してみます。 Yahoo!Japan ・鳩山氏、給油活動延長せず ・自民 前回公約「未着手」ゼロ ・千葉殺人 犯行前に団地を下見 ・中
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@ITなどの編集を行っているデジタルアドバンテージは、太陽光発電システムの普及を支援する個人向け情報サイト「太陽生活ドットコム」を、本日オープンした。 太陽光発電に関する基礎知識の提供や国や自治体などで行われている太陽光発電導入に係る「補助金制度」を調べられる「補助金サーチ」など、太陽光発電を考える個人ユーザに有益な情報提供を行っていく。 「デジタルアドバンテージ」は、代表の小川誉久氏をはじめスーパーアスキー編集部OBを中核に据えるIT系編集者集団で従来は@ITのWindowsフォーラムなどの編集・運営を一定の自立性を持って行ってきたが、自らが本格的なWebメディアを立ち上げるのは初めての試みとなる(しかも異分野だし)。 非常に意味のあるチャレンジだと思います。頑張って欲しいです。 個人的にもなんかできればと思います。 大手メディア企業の運営するWebサイトは規模増殖と扱いジャンルの拡大を
左から朝日新聞社の大西弘美デジタルメディア本部長、同社の和気靖デジタルメディア担当、CBS Interactiveインターナショナル部門責任者のアダム・パワー氏、シーネットの神野恵美社長 朝日新聞社と米CBSのWeb部門でIT情報サイト「CNET」などを運営するCBS Interactiveは7月1日、「CNET Japan」などの事業を朝日新聞社が継承することで合意したと発表した。同サイトなどは9月1日以降、朝日新聞社が運営する。 朝日新聞社はCBS Interactiveの日本法人・シーネットネットワークスジャパンのメディア事業を継承。「CNET」「ZDNet」などに関するライセンスを結ぶ。CNET Japanや「ZDNet Japan」、ゲーム情報サイト「GameSpot Japan」、鉄道関連情報サイト「鉄道コム」などの日本語サイトを継承する。 事業継承の具体的な形は「最終調整中」
「BIGLOBEニュース」ニュースコンテンツ拡充 ~FOOTBALL WEEKLYや独女通信など個性的なニュースを配信~ BIGLOBEでは6月30日(火)より、BIGLOBEニュースにおいて、新たに「Sports Watch」や「独女通信」、「眼光紙背」など9つのニュースコンテンツの配信を開始いたします。 このたび、BIGLOBEニュースでは、株式会社ライブドアよりニュースコンテンツの提供を受け、コンテンツの拡充を行います。今回のコンテンツ拡充により、海外系スポーツに関する記事を増量できるほか、女性向けコラムやニュースの裏側を読み解くコラムなど、これまでBIGLOBEニュースにはなかった新ジャンルのコンテンツを提供することができるようになります。 BIGLOBEとしては、ライブドアニュースの特徴でもある個性的なニュースコンテンツを自社サイト内で配信できるようになる一方で、ライブドアは自社
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
特定新聞の記事ではなくて,特定記者の記事を読みたい。こうしたニーズに,Google Newsが応える。 ニュースアグリゲーターGoogle Newsでは,掲載ニュース記事(見出しと要約)に筆者名を付記するようになっている。新聞記事なら記者名が,ブログならブロガー名が付いているのである。 その筆者(記者,ブロガー)名をクリックすると,その筆者の過去記事が見つかる。上の例で,WashintonPostのAlec MacGillis記者をクリックすると,以下のように,「author:"Alec MacGillis"」のGoogle News検索結果が現れる。 お気に入りの記者の記事を必ず読みたい。見逃しなくない。その場合は,メールへのアラートサービスやRSSサービスを利用できる。もちろん以下のように,Google Newsをパーソナライズして,お気に入り記者の常設欄をGoogle Newsページ
6月20日土曜日、僕はアイティメディアの株主総会に出席していました。また、同じ日には、同じくIT系のメディア企業としてImpress Watchなどを運営するインプレスの株主総会も行われていました。 伝統的な新聞社や雑誌社はネットに押されて売上げが落ち、不振にあえいでいる、という報道を最近は多く見かけます。ではオンラインメディア企業として国内を代表するといってもいい両社の決算はどうだったのでしょうか? ここではアイティメディアとインプレスのオンラインメディア事業について、昨年度の決算資料などを基に見ていこうと思います。 本文を始める前に、僕がアイティメディアの株主であることを明らかにしておかなければなりません。しかも僕は、昨年3月末まで同社で最大の事業部の事業部長兼執行役員で、かつアイティメディアの前身であるソフトバンク・アイティメディアと合併したアットマーク・アイティを起業した一人でした
「ウェブは進化し、社会の発展をうながす」というのは誤りか? 時代の歯車がまたひとつ回った、ということなのか、 楽天的なウェブ観が消えようとしている。 ●ウェブは貧乏人とヒマ人の集まり? ネットの潮流が変わってきた。 90年代のネットは、ひと言で言えば「解放区」だった。会社などでは上司がネットのことをよくわからず、若い社員が好き勝手にやれる解放区だった。 ネット・ベンチャーの隆盛もこうした流れの延長にあった。ネット・ベンチャーたちは、長髪や金髪で背広やネクタイもつけず、どこでも遠慮会釈なく入っていった。これからの時代はこういったものだと自信満々で、パソコンを駆使してプレゼンし、頭の固い人々を煙に巻き、「時代に遅れてはならない」という「大人たち」の不安感を逆手にとってビジネスを拡大していった。 こうした流れの象徴がライブドアだった。 世の中は「失われた時代」が続き景気は悪かったが、硬直した世の
大学生向けのジャーナリスト育成プログラム「スイッチオンプロジェクト」の最後の全体ミーティングとなる「原稿を仕上げる」が27日に行われました。午後2時にスタートして、最後の参加者が帰ったのが午後11時近く。それでも原稿は数本しか仕上がりませんでした。前回の全体ミーティング「文章の構造を学ぶ」を前に、「企画書、アポ取りからインタビューも大変ですが、読まれる文章を書いていくことは最も難しい最後の山です」とブログに書きましたが、頂上の手前で多くの参加学生が足踏み状態となり、改めて書くことの難しさを思い知らされました。 出来上がった数本の原稿も、学生にしてはよく書けていましたが、正直中途半端なものでした。原稿は各班のデスクが仕上げたものを、私が最終的に確認してOKする手順になっているのですが、頑張っている学生の姿、各班のデスクが本業の合間を縫って熱心に指導してくれていること、なによりOKを出さなけれ
トレビアンニュースは京都に本社を持つ『』に伺い2月にオープンした『』について話を聞いてきた。 お話を伺うことが出来たのは『ブックマークニュース』編集長の山田聖裕(やまだきよひろ)氏。 『ブックマークニュース』を立ち上げた経緯から、媒体としての価値、そして体制などについて伺うことが出来た。 自社でサービスを提供している『ブックマーク』とどのようにうまく棲み分けるのかも気になるところだ。 おまけとしてを撮ってきたのでそちらもあわせてご覧頂きたい。 ■立ち上がりの切っ掛け 記者 2月に立ち上がった『ブックマークニュース』なんですが、そもそも何が切っ掛けで立ち上げようと思ったのでしょうか? 山田聖裕(以下、山田) そもそも、『ブックマーク』をもっとたくさんの方に使っていただくために、今までの壁を越えなくてはいけないという問題意識が始まりです。ブックマークは、ユーザーがページをブックマークして話題の
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