アメリカ大統領選挙で地球温暖化対策に否定的なトランプ氏が当選を確実にしたことについて、北アフリカのモロッコで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP22の参加者からは、対策が大きく後退するのではとの強い懸念の声が聞かれました。 パリ協定はすでに発効しているため、アメリカは3年後の2019年11月までは脱退を通告することができませんが、COPの参加者の間では、世界の温暖化対策が大きく後退するのではとの強い懸念が広がっています。 会場では多くの参加者がスマートフォンなどを通じて開票速報を見守り、トランプ氏が当選を確実にしたことを知ると、落胆や不安の声が相次ぎました。 アメリカの交渉団の男性は「温暖化対策が大きく後退することは間違いないだろう。とにかくショックだ。どれほど少なく見積もっても状況を混乱させることにはなってしまうだろう」と述べていました。 また、ニューカレドニアの環境団