▼コラム担当ゆえ、図書館のヘビーユーザーである。近隣3館に足しげく通い、見つからない明治・大正時代の本は国立国会図書館のオンラインサービスを利用して調べる ▼先日、前橋市立図書館を訪ねたら収蔵品を紹介するコレクション展を開催していた。気になったのは「目で見るレファレンス」というタイトル。郷土資料を探す際、よくお世話になる ▼レファレンスとは、司書が利用者の調査・研究に役立つ資料を案内してくれたりするサービスのこと。図書館は本を貸すだけではなく、知りたい情報にたどりつけるよう力を貸してくれる場所でもある ▼こうした機能をもっと多くの人に知ってもらおうと生まれたのが、福井県立図書館の覚え違いタイトル集『100万回死んだねこ』という本だ。司書が体験した実例を集め、話題となった ▼「人生が片付くときめきの魔法」。なんとなくありそうなタイトルだが、正解は近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』