将棋とチェスの同時対局をする羽生善治王位(左)とマキシム・バシェ・ラグラーブさん=神戸市中央区で2012年9月17日、大西岳彦撮影 将棋の羽生善治王位(41)が17日、チェスのフランス王者、マキシム・バシェ・ラグラーブさん(21)と将棋・チェスの同時対局を行い、将棋は勝利し、チェスは惜敗した。 詰め将棋のようなパズル「チェスプロブレム」について、早解きや創作コンテストなど、さまざまな催しを行う世界大会が日本で初めて、神戸市中央区の神戸商工会議所会館で開かれている。その一環で、1年前から将棋を始めたラグラーブさんと、チェスも日本屈指の強豪の羽生王位とが、将棋とチェスをそれぞれ1手1手同時に指して対局する、珍しいイベント。 昨年はフランスで、ラグラーブさんが森内俊之名人(41)と羽生王位とのチェスの2面指しを行い、森内名人は敗れたが、羽生王位は引き分けている。 今回は将棋で羽生王位が駒のうち飛