複数の分野において製品品質(product quality)を調査した論文があり、今でも通用する部分が多く、示唆が深いと思ったので紹介します。スクラムフェス新潟の基調講演(5月9, 10日 詳細はこちら)を仰せつかっており、ここでも紹介します。 GARVIN, David A.; QUALITY, What Does "Product Quality" Really mean, Sloan management review, 1984, 25: 25-43. 論文は「製品の品質」という概念が様々な意味を持つことを説明しています。「品質」の定義は一様ではなく、学術的にも実務的にも長年の議論の対象となってきたことを述べています。 論文では製品の品質を定義する主要な5つの方法を報告しています。 超越論的方法(Transcendental approach) 品質は直感的な感覚で捉えることが多く