早稲田大学商学学術院の50歳の准教授が、13年前と11年前に発表した2つの論文で、ほかの研究者の論文を盗用していたことが分かり、早稲田大学はこの准教授を解任の懲戒処分にしました。 解任されたのは、早稲田大学商学学術院の蛭田啓准教授(50)です。 早稲田大学によりますと、蛭田准教授は専任講師だった13年前、早稲田大学の機関誌に発表した論文の記述のおよそ7割で、ほかの研究者の論文を盗用していたほか、11年前に発表した別の論文でも、およそ8割が盗用だったということです。 いずれも、蛭田准教授が留学していたアメリカの大学院の研究者が発表していた論文から盗用したものとみられるということです。 ことしに入って、商学部の複数の教員から不正行為があると通報があり、大学が調査委員会を設けて調べていました。 蛭田准教授は大学に対して、「盗用があったと言われてもしかたがない」などと話しているということで、早稲田