ファイナンシャルプランナー・ 株式会社生活設計塾クルー取締役 清水( しみず ) 香( かおり ) 「いざというとき」のために、私たちはお金を貯めたり保険に入ったりして備えています。貯蓄は大抵の事態で役立つ備えですが、保険が役立つのは死亡や入院、火災など限られた事態です。入りすぎれば家計負担やムダが生じがちですし、保険の内容や手続きがよく分からなければ、いざというとき上手に使うこともできません。 どのような心配事に備えたいのか、また保険で備えるのが適切なのか、この機会に改めて点検してみましょう。 心配事は「人」「モノ・賠償」で分けて考える 入っている保険が必要かどうかを判断したいときは、心配事を「人」「モノ・賠償」の二つに分けてみましょう。同時に、心配事に対して受けられる公的給付の内容を具体的に確認します。これが上手に保険で備えるための第一歩です。 「人」の心配事にはすでに支えがある 「人