今年世界的に大ヒットした Netflix の「クイーンズ・ギャンビット」だが、少し前にワタシも遅ればせながら完走した。 観る前から評判を聞いていたので、ep1 がまったく面白く感じなくて不安になったが、アニャ・テイラー=ジョイが登場してからは素晴らしい。カラーコーディネートを含む衣装や画作りの意匠がとにかくよくできているのだけど、アニャ・テイラー=ジョイのユニークな顔の造形、たたずまいがそれと相まって魅力的だった。 このドラマにおけるチェスの描写は、将棋愛好家のワタシ的にいくつも面白いポイントがあったので、それを思いつくままに書いておく。なお、ワタシはチェスはルールもほとんど知らないレベル。 封じ手 これは将棋もあるのだけど、チェスはえらく一方的にやるんだなという感想。 昔、将棋雑誌で、チェスの封じ手で「2~9のどれにでも読める文字」を書いた選手がおり失格になったという話を読んだことがあり