文:ジャーナリスト 清武英利 節税のため海外移住する富裕層の資産運用を担うプライベートバンカー。その中には超えてはいけない一線を踏み越える者もいた。近著『プライベートバンカー』でその闇を追った著者が内実に肉薄する。 カネ持ちの年寄りを狙う 100万ドルを詐取された資産家は、バンコク・スワンナプーム空港にサンダルを突っ掛け、娘の手を引いて現れた。 油っ気のない白髪に白いひげ。洗いざらしの半袖シャツを第二ボタンまで開けている。小学生の娘はピンクウサギの着ぐるみ風ウェアを着て、古希を超えた父親の腕にぶら下がり、無邪気にまとわりついて声を上げた。どこにでも連れていく、たった一人の肉親である。 空港の駐車場にはメルセデスベンツの四人乗りオープンカーが停めてあった。銀色に輝くカブリオレを見るまで、この二人が約20億円の金融資産を抱える富裕層だとはどうしても信じられなかった。 彼は究極の節税手法を知って
私は、ジョホールの静かな(モスリム国家ゆえに楽しみらしい楽しみが無いという意味もある)環境に引っ越して、日ごろ時間を弄ぶ環境下のおかげで、上記の治験を得ることが出来たのは良い事だった!しかし、それと同時に、私は生まれて、はじめての恐ろしい陰謀事件にも遭遇したのです。 この事件はシンガポール警察の依頼を受けた駐シンガポール日本大使館の三和ひろし氏から、電話で知らされて初めて知った。私がこの無呼吸症で危篤になった時でも30分で住まいに駆けつけられて、娘6才を保護し、最終的に無事に娘に遺産が相続されるように、私ら父娘の日常を見守りようにお願いしてきた肝心の日本人担当者、なんとこの担当者が、私の口座から大金を、カンボジア・コマーシャル・バンクの口座(私と同姓同名の口座を作成=これ自体が違法)に、この担当者自らが、送金指示書に私のサインを偽造して不正送金(詐取)したのです。 しかしながら、もっと遥か
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