日本がデンマークを3対1で破った6月25日の未明、映画「ロスト・イン・トランスレーション」(2003年)で有名になった渋谷のスクランブル交差点はサッカー・ファンで溢れかえった。 これに比べれば目立たない動きではあったが、日本のファンはツイッターにも殺到した。ツイッターによると、試合終了後30秒間の1秒当たりの平均ツイート数(tps)は3283だった。ちなみに通常のtpsは750だ。その前週、米プロバスケットボール協会(NBA)ファイナルでロサンゼルス・レーカーズが優勝した際に記録した3085を上回り、新記録を打ち立てた。 この記録は偶然の産物ではない。6月14日のカメルーン戦で本田圭佑選手が決勝ゴールを決め、チームメートのもとに駆けつけた瞬間、ファンは本田選手のブリーチした髪の色に勝るとも劣らないほど明るくツイッターを燃え上がらせた。本田選手のシュートは2940tpsを稼ぎ出し、W杯第1週