北海道恵庭市の牧場で働いていた知的障害のある3人が長年、給料が支払われず劣悪な環境で働かされたとして、経営者と恵庭市を相手取り訴えを起こました。 訴状によりますと、恵庭市の遠藤牧場で住み込みで働いていた知的障害のある男性3人は長年、水道や風呂がないプレハブ小屋で生活しながら休みなく働いたものの給料が支払われず障害年金もほぼ全額搾取されていたと主張しています。 さらに、牧場経営者が元恵庭市議会議長だったことで恵庭市が忖度し虐待の調査をしなかったとして牧場経営者と市に対し、合わせて9300万円余りの損害賠償を求めています。 訴えに対し、恵庭市は「訴状が届いていないのでお伝えできることはない」としています。