こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 文科省が道徳教科書に求める検定方針に沿って、あいさつをする、国や郷土を愛する、伝統を大切にする、いじめをなくす、高齢者に感謝する、をすべて含む道徳エピソードを考えたら、こうなりました。 ※以下の文章はフィクションですが、とても不謹慎でブラックな笑いが含まれますので、そういうのが嫌いなかたは読まないでください。 ケイタくんは学校で、同級生にいじめられてます。でも、いじめっこたちはオトナの前では明るいよい子を演じてるので、先生も親もいじめが行われている事実にまったく気づいてません。 ケイタくんの学校では、毎朝、集団登校の列を作ってみんなで登校します。いじめっこたちは、ケイタくんの10メートルくらい先を歩いていて、こどもたちを見守るオトナに「おはようございます!」と笑顔で元気にあいさつし、愛想を振りまいてます。 と、そのときです。うしろから走ってきた国産