「肉は健康に良くないから、魚にしよう」「親子丼食べたいけど、朝にハムエッグ食べたから卵摂りすぎかな?」「人工甘味料は危ないからダイエット・コーラはやめよう」……その心配やガマン、無用です! 「食べてはいけない!」と不安を煽る健康情報は科学的に見ると、間違っているものばかり。本書では、現役の医師が質の高い研究を厳選し、間違いだらけの食の常識をばっさばっさと斬り捨てていきます。健康に気を使う人はもちろん、意識高い系の健康ブームに疲れた人にオススメの本書から「はじめに」(抜粋)をお届けします。 ■ ■ ■ 医学の知られたくない事情 赤ちゃんは吐く。それも、しょっちゅう。赤ちゃんが吐いて苦しむ、赤ちゃんの体重が増えないなどで嘔吐が問題になると、親はたいてい赤ちゃんを医者に連れていく。症状がひどくなると、私などの小児科医は特別な名前をつける。それが胃食道逆流症だ。 医師というものは問題を解決したがる