新学期を前に、PTA活動が心配な保護者も多いでしょう。でも本来は、そんなに恐れるものではないのです。PTAは、あくまでボランティア(=自主的な活動)。日本人はよくPTAやボランティアを「義務」と誤解していますが、本当はもっとゆる~いやり方だってあるのです。 今回は、本当の「自由意志」で、ゆるゆるな活動を行う、ドイツの保護者ボランティアの様子を紹介したいと思います。 *「誰が来たか」を確認しない お話を聞かせてもらったのは、東京都区内に住む尾木和子さんです。3年前、夫の転勤でドイツのデュッセルドルフに渡り、子どものひとりを現地の公立小学校に1年間通わせました。 ドイツは移民が多い国ですが、その学校はとくに移民が多く、40か国以上の子どもたちが通っていたということです。 ドイツの学校には「PTA」という組織はないのですが、学校の呼びかけで、保護者がボランティアに参加する機会は何度かあったそう。