先月末に現役引退を表明した米大リーグ・マリナーズのイチローさん(45)が、政府が授与する方向で検討していた国民栄誉賞を辞退すると伝えていたことが4日、政府関係者への取材で分かった。固辞するのは3度目。理由は明らかになっていないが、今後も野球界に関わっていく強い意思を示したものとみられる。「令和」時代を迎える中、受賞第1号が期待されていた。 【写真特集・イチローの軌跡】弓子さんとの2ショット、愛工大名電、オリックス時代の写真も イチローさんは日米通算4367安打、10年連続200本安打、メジャーリーグのシーズン最多安打記録を更新するなど野球界で輝かしい実績を残した。 政府はこれまで小泉内閣時代の2001、04年の2度、国民栄誉賞を打診したが、イチローさんは「野球生活を終わった時に、もしいただけるのであれば、大変ありがたい」などと固辞していた。 先月22日の引退会見を受けて、菅義偉官房長官は同