こんにちは。 昨日3月8日は、国際女性デーでした。 というわけで、今日は1日遅れてしまいましたが、この機会に私が皆様にぜひ読んで頂きたい文章を紹介します。 それは与謝野晶子さんの「女らしさとは何か」という作品です。 与謝野晶子の「作品」というと短歌を思い浮かべる方が多いと思いますが、こちらは大正から昭和にかけて発行されていた「婦人倶楽部」という雑誌で1921年に発表された彼女の随筆で、今で言うコラムかエッセイといった文章です。 「へー与謝野晶子って、そんなのも書くんだ。」と思った方、驚くのはまだ早い! この文章が凄いのは「女らしさとは何か」というそそるタイトルもさることながら、その内容! 例えば一部分を抜粋すると、 我国の男子の中には、まだこの点を反省しない人たちがあって、いわゆる豪傑風を気取った前代の男子の悪習を保存し、自分自身は粗野な言動を慎まないのみならず、その醜さをかえって得意とし