(学習の目的) 経済成長の恩恵で日本企業も成長し続けたが、よりいっそうの成長のため、海外進出を図らなくてはならなくなった。日本企業はいわゆる日本的経営という日本の特性に合わせた経営を行ってきたが、海外においてそうした経営を行おうとすると摩擦をおこした。今回取り上げるのは米国映画"Gung Ho"(86年作品)、日本の自動車メーカーが現地生産する苦労を皮肉っぽくユーモアで描いている。アメリカ人がイメージする日本人や日本的経営ってこんな感じか、と苦笑することであろう。Gung Hoという言葉は元々中国語で「がんばろう」とかいう意味らしい。 ① あらすじ 下着工場が2年前に閉鎖され、9ヶ月前に唯一の大型産業であった自動車工場も閉鎖された米国の田舎町Hadleyvilleにハントが、日本のアッサン自動車を誘致した。ハントはその功績が買われて、労使調整担当部長へ就任した。しかしながら、米国現地工場へ