国民の強い批判の前に建設計画が「白紙撤回」となった新国立競技場に隠れて、事業主体の独立行政法人「日本スポーツ振興センター」(JSC)の新オフィスが47億円の国費などをかけて建設されるという新たなムダが明らかになりました。 建設されるのは、6月30日に契約が交わされた「日本青年館・日本スポーツ振興センター本部棟新営工事」。受注したのは、中堅ゼネコン「安藤・間」で、契約額は164億7000万円です。 新競技場建設予定地内に位置するため、移転を迫られた日本青年館の「建て替え」にともなうもので、近接地に地上16階(地下2階)、高さ約70メートル、延べ面積3万2000平方メートルの新ビル計画です。オフィスのほかに全220室のホテル、劇場(1250席)、会議室からなる大型複合インテリジェントビルです。 これまで国立競技場のなかにあったJSCは、便乗する形で、この新ビルの3フロアに入居する予定です。 問