東京都議会の本会議で2010年12月15日、過激な性描写を含むマンガやアニメなどの流通を規制する東京都青少年健全育成条例の改正案が可決された。作者の創作活動を不当に侵害しないように「慎重な運用」を都に求める付帯決議を付けることを条件に民主党が賛成にまわり、民主、自民、公明3会派の賛成多数で改正案は成立した。 この日の都議会本会議は傍聴希望者が多数訪れ、一般傍聴券が配布されたフロアは人で溢れた。186席分ある傍聴券が配布開始後15分でなくなってしまうほどだった。本会議終了後、傍聴していた人達に本会議の感想や意見を聞いてみた。 「陳述書とかがすごくきているのに、その民意を全然考慮に入れてないように感じました」という20歳前後の女性は「本当に短時間のうちに決まってしまった。悲しみよりも憤りのほうが強いですね」と語気を強めた。別の女性も「流れ作業的にどんどん決まっていってしまうので、いまいち納得が