東京出入国在留管理局(東京都港区)に収容中の外国人女性が、暴力的に制圧を受けた上に、セクシャルハラスメントを受けたと訴えた問題で、「難民問題に関する議員懇談会」(会長・石橋通宏参院議員)は27日、出入国在留管理庁のヒアリングを参院議員会館で行った。同庁の岡本章警備課長は「本人や接触があった可能性がある職員に確認したが、指摘のような侮辱的、セクシャルハラスメントにあたるような発言を職員が行ったとの事実は認められない」と否定し、主張は平行線をたどった。議員側は入管側の対応に疑問が残るとして、さらなる調査を求めている。【和田浩明/統合デジタル取材センター】 この問題では、コンゴ民主共和国出身の女性が4月25日、拘束を一時的に解く「仮放免」を他の女性被収容者らと共に求めた際、規定の時間を過ぎても自室に戻らなかったことを理由に制圧され、一部の収容者は隔離されたことが明らかになっている。女性は制圧後、