エレベーターのボタンは「開」ひとつでいいのではないかと思った。閉まるときは自動であるのはただ開かれるボタンのみ。 ううん、そうでない。扉自体いらないのではないか。ううん、それだけではない。扉も右の壁も左の壁も、鏡つきの後ろの壁も天井も。床面だけで上下上下するフライングコースターのような、もっと恐ろしいものになるべきなのではないか。そうすれば、わたし達は誰も彼も。現実的な恐怖の中で肩を組み手を取り合わずにはいられなくなる。 ・・・
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く