レファレンスには、dictionaryやencyclopediaの他にも、handbookやcompanionというのがある。 ハンドブックの方はもう外来語(つまり日本語)として定着していて、改めて説明など必要ないように思えるが、コンパニオンの方は本のタイトルに見ることも少なくて、何なんだと改めて問われるとうまく答えられそうにない。日本語を当てると「必携」となるようだが、何故に「必ず携えるべき」なのか、もう一歩踏み込んで訳を聞いてみたくなる。 ちょうどここに、「なるほどコンパニオンとはこういうものを言うのか」と納得した書物があるので紹介したい。 辞典・事典はビギナーにやさしくない、と言われる。 その分野に関わり出して間もないので、右も左も分からない、それどころか今目の前にあるコトバが理解しがたい場合に、この不案内な状況を助けてもらおうと、わからないコトバをその分野の辞典・事典で調べてみると