【ワシントン時事】米国防総省のラパン副報道官は16日、福島第1原子力発電所の半径80キロ圏内への米軍の立ち入りを禁止したと発表した。ただ、日本政府の要請があった場合、禁止措置を適用外とすることも検討する。被災地の救援活動で自衛隊との連携を想定したものとみられる。 ラパン副報道官によると、福島第1原発への対処では、日本政府の要請に基づき、これまでに消防車2台を提供。日本側からさらに高性能のポンプや高圧ホースを求められており、一部の資機材は横田基地(東京都)に輸送。また、ポンプ4台が佐世保基地(長崎県)から送られる。 現時点では日本政府から福島原発現場への米軍出動要請は受けていないという。 【関連記事】 〔写真特集〕福島原発 水素爆発、危険続く 【動画】米海軍救援物資ヘリコプター輸送=米艦船から被災地に 【東日本大震災特集】トップページ 〔写真特集〕東北地方太平洋沖地震 【動