男体山の山頂で見られた「ブロッケン現象」=栃木県日光市、鈴木栄次さん提供 栃木県鹿沼市の会社員鈴木栄次さん(53)が、同県日光市の男体山(標高2486メートル)山頂付近の「ブロッケン現象」をカメラに収めた。太陽を背にした物の影が霧に映り、影の周りに虹の輪ができる現象で、後光を背負った仏になぞらえ「ご来迎(らいごう)」とも呼ばれる。 撮影したのは今月1日午前6時ごろ。数分間だけ現れたという。男体山は日光二荒山神社のご神体で、この日は1年にこの期間だけ夜間登山が許される大祭の初日だった。鈴木さんは「別の山で2度、同じ現象を見たが、今回は極上だった」と感激していた。(富岡洋一郎)