NECが文部科学省が推進している世界最先端・最高性能の「次世代スーパーコンピューター」の開発から撤退することが明らかになりました。 スーパーコンピューターの部門での高い国際競争力から日米の貿易摩擦を引き起こしたほか、2002年~2004年まで世界一の演算性能を実現した「地球シミュレーター」の開発に携わるなどしたNECであるだけに、今回の撤退は今後のスーパーコンピューターの開発に大きな影響を与えることになりそうです。 詳細は以下から。 次世代スーパーコンピュータ・システムの構成を見直す|2009年 プレスリリース|理化学研究所 理化学研究所が発表したプレスリリースによると、文部科学省が推進している「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」プロジェクト(次世代スーパーコンピュータ・プロジェクト)の一環として開発を進めてきた次世代スーパーコンピュータのシステム構成を見直すことにしたそう
■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■ ブロードバンドを支える、NECの海底ケーブルシステム ~海底中継装置生産のNEC山梨も公開 NECは、報道関係者を対象に、同社の海底ケーブルシステム事業について説明会を開催した。また海底ケーブルシステム用の海底中継装置の生産を行なっているNEC山梨の様子を公開した。 NECは、'68年(昭和43年)から海底ケーブルシステム事業を開始。これまでに約10万kmの敷設実績がある。また、中継器の第1号機を敷設して以来、これまでに1台の障害も発生していないという。 同社の海底ケーブルシステム事業への取り組みをまとめた。 ●水深8,000mにも中継器を設置 海底ケーブルシステムは、国や地域を結ぶ光ファイバーケーブル、それを約40kmから100km間隔で中継するための海底中継器、陸上部分の局舎に設置する端局、監視機器などで構成される。 光ケーブルは陸地部分は破
先日(2007年5月31日),NECが出したプレス・リリースに興味を持ち,電話取材を経て記事を起こした。SSL-VPN装置の新版を出荷するという内容なのだが,この装置が実に面白い。記者は,新しいことや,今までになかったことに触れるのが大好きである。特に,枯れた要素技術と,枯れたビジネス,この2つをエレガントに結び付ける新しいプレゼンテーションを“発明”する人は凄いと思う。そうした記者が思わず「へえー」「なるほど」と最大級に感心してしまった画期的な製品なのである(関連記事)。 SSL-VPN装置は一般的に,インターネット上にあるSSLクライアント(クライアントPC)から,企業のDMZ(非武装地帯)などに配置したSSL-VPN装置に対して,TCPコネクションを張りにいく。こう書くと,「何を当たり前のことを書いているのだ」と思われるかも知れないが,何と,件(くだん)のSSL-VPN装置は世間の一
NECが、ステンレス以上の熱伝導性を実現する植物由来の樹脂由来のバイオプラスチックを開発したと発表している。トウモロコシなどを原料としたポリ乳酸樹脂に特定の繊維長の炭素繊維とNECが独自に開発した結合剤を添加・混合することによって、炭素繊維を互いに結合させて網目状にし、高度な熱伝導性と平面方向への伝熱性を実現したとのこと。炭素繊維10%添加でステンレス程度、約30%添加でステンレスの2倍の熱拡散性になるらしい。このバイオプラスチックを電子機器の筐体に利用すると、局部的な高温化を防ぎながら筐体全体で放熱するという特性を実現できるということだ。つまり、これをPCに例えると、筐体が金属の場合はCPUが発する熱はその熱源近くを局部的に加熱することになるわけだが、このプラスチックの場合は、筐体全体が加熱されることで熱が分散するというイメージのようだ。火傷しそうなノートPCが不要になりそうなニュースで
日本電気は10月18日、Draft IEEE802.11nに準拠する無線LANルータセット「AtermWR8200Nワイヤレスカードセット(PA-WR8200N/NC)」および無線LANカード単体製品「AtermWL130NC」を発表、11月上旬より出荷する。価格は双方オープン。 PA-WR8200N/NCは、無線LANルータ「WR8200N」と無線LANカード「WL130NC」をセットとしたモデルで、規格策定が進行中となっている次世代無線LAN規格のDraft IEEE802.11n Ver1.0に準拠するほか、IEEE802.11b/gにも対応するモデル。最大3本のアンテナを用いて送受信を行なうことにより通信距離性能を向上、MIMO技術の導入により転送速度は理論値で最大130Mbpsとなっている。 ユーザーの利用環境に応じて、動作モードを自動判別できる「らくらくネットスタート」機能を搭
IPネットワーク上に仮想的なLAN環境を作り出し,外出先から社内のLANに手軽に接続できるソフト「SoftEther」。筑波大学の学生である登大遊氏(ソフトイーサ会長)が2003年末に公開して話題を集めたが,ユーザー企業の反応は批判的なものが目立った。セキュリティ・ホールができるとの理由から,社員の利用を禁じる事例が相次いだ。 SoftEtherを開発した登氏はその後,認証機能やスループットを強化した後継版として「PacketiX VPN」を開発。また,フリービットも類似の機能を備えた「Emotion Link」を販売している。本稿ではこれらを総称して「SoftEther型のソフト」と呼ばせていただく。 しかし筆者は最近,「企業がSoftEther型のソフトを再評価する動きが出てくるのではないか」と思うようになっている。単にソフトの機能強化が進んだからだけではない。企業のLANのセキュリテ
2006/7/19 NECは7月18日、世界最小のデータ量・世界最小計算量のプライバシー保護型認証方式を体現する曲線を発見し、同認証方式が実用化可能であることを実証したと発表した。 同認証方式は、利用者が特定グループに所属していることの証明とプライバシー保護とを世界最小データ量・世界最小計算量で実現する認証方式。グループ署名(ある権限を持つグループに所属しているかどうかを認証する技術)と呼ばれる方式の一種。今回の成果で、プライバシー保護型認証方式が具体的なアルゴリズムとして完成したため、実用化フェイズへ移行、同社では今後2年以内のサービス・製品への搭載を目指し、研究開発を進めていく。 この認証方式は、名前やIDといった個人を特定する情報を用いずに、認証対象がグループに属しているかどうかを確認することができる。また、特定の管理者のみが、認証された個人が誰であったかを認証記録から特定することが
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