アミラーゼとは膵臓で作られる酵素の1つです。食べ物が食道を通り、胃で溶かされて、十二指腸に到着すると、そこに膵液と胆汁が加わって、本格的な消化が始まります。この膵液にはアミラーゼ、トリプシン、リパーゼなどの消化酵素が含まれています。 アミラーゼなどの消化酵素のおかげで、食べ物は炭水化物、タンパク質、脂肪などに分解されて、次の小腸で栄養が吸収される仕組みです。 そのため、このアミラーゼの量から膵臓が正常に機能しているかを検査することができます。アミラーゼが少ないと膵機能が低下していて、食べ物をうまく栄養分として取り込めません。 健康診断でアミラーゼを計る場合、一般的には血液を採取して、血清部分を自動分析器にかけて測定します。尿からでも採取でき、両方の値を比較すると精度が増します。 アミラーゼの基準値は40~126U/Lです。体験者のアミラーゼは64U/Lで基準値内でした。過去は69U/L、6