スイスのフォーク・メタル・バンド、エルヴェイティの2014年作『ORIGINS』に続く新作は、ケルト・ミュージックのルーツに立ち返ったアコースティック・アルバムとなった。2009年『EVOCATION I~THE ARCANE DOMINION』に続くこの『EVOCATION II~PANTHEON』について、また、ここのところメンバー・チェンジが続いていたバンド・ラインナップの変遷について、シンガーにしてマルチ・インストゥルメンタリスト/メイン・コンポーザーでコンセプターでもあるクリゲル・グランツマンに語ってもらった。 ──2014年の初来日公演のあと、バグパイプ奏者のぺデ・キストレルが脱退しましたね。 クリゲル・グランツマン:特に何かコレという理由があったわけではなくて、長年の間に色々な出来事が積み重なった結果なんだ。彼の脱退は俺自身にとっても残念だったしとても悲しいことだったけど…ま