[フランクフルト/ニューヨーク 13日 ロイター] - 独医薬品・化学大手バイエル<BAYGn.DE>は14日にも、米農業関連・種子開発大手モンサント<MON.N>の買収を発表する見通しだ。買収額は660億ドルを上回ると見られている。複数の関係筋が明らかにした。 買収が実現すれば、現金での買収提案としては過去最大となる。バイエルは、自社の作物学部門とモンサントが種子分野で持つ強みを統合し、急速に再編が進む農薬産業でシェアトップの座を獲得できる。反トラスト規制当局の承認が得られるかが今後の焦点となる。 関係筋によると、交渉打開の要因は、バイエルが先週提示した1株当たり127.50ドルの買収額をさらに引き上げたこと。ただし、モンサントが当初望んでいた130ドルは下回るという。 関係筋によると、モンサント<MON.N>は13日に取締役会を開き、買収案を受け入れるかどうかを決定する。受け入れが決ま