大阪市環境局の河川事務所(西区)の職員が河川の清掃作業中に見つけたごみの中から現金などを着服したとして、市は22日、懲戒免職6人、停職21人を含む計42人の処分を発表した。 市は関係職員を大阪府警に遺失物等横領容疑で告発。河川事務所を来年度にも廃止し、業務を民間委託する。 市の調査結果によると、現金を着服した職員は27人。ごみの中から見つかった現金15万円を4〜5人で山分けしたケースもあった。 ほかの職員は、市営地下鉄の回数カードを私物化していたり、監督責任を問われたりした。 市は、職員の内部告発を受け、同事務所の職員やOBら計77人から聴き取り調査を進めていた。