宮崎県内で相次いで家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)が発生している問題で、同県は5日、河野俊嗣副知事をチーム長とする「口蹄疫防疫対策特命チーム」を設置した。 東国原英夫知事はこの日の県口蹄疫防疫対策本部で「非常事態を宣言しても良いと思う。終わりのみえない闘いに入っている気がしている」と話した。 同チームは、口蹄疫の被害が拡大・長期化するなかで、県農政水産部が現場で感染拡大防止などの対策に専念できるよう、防疫対策以外のことをサポートする。副知事のほか、総合政策課長ら9人がメンバーで、殺処分後の埋却地を探したり、農家の経営支援のための財政措置をしたりする。 県内では、19例(豚6、牛12、水牛1)の感染、疑い例が報告され、計約2万7800頭が殺処分対象となっている。