元朝日新聞記者 稲垣えみ子この記事の写真をすべて見る 東京もついに梅雨明け。大騒ぎの人間をよそに自然は着実にやることやっている(写真:本人提供) 元朝日新聞記者でアフロヘア-がトレードマークの稲垣えみ子さんが「AERA」で連載する「アフロ画報」をお届けします。50歳を過ぎ、思い切って早期退職。新たな生活へと飛び出した日々に起こる出来事から、人とのふれあい、思い出などをつづります。 【この記事の写真をもっと見る】 * * * アエラによればコロナで地方移住の機運があるそうで、これで過去どうやっても止められなかった東京一極集中にブレーキがかかるとすれば実に画期的なことだ。 それはさておき。 私自身のことを言えば、今は諸般の事情で東京に住んでいるものの、会社員時代はほぼ地方勤務で、元々東京にこだわりがあるわけではない。なので事情が変われば外国も含めどこで暮らしてもいいやというタイプである。