十年一昔。与党だった民主党は離合集散の末“万年野党”に没落し、総理もかつての菅(かん)から今しも菅(すが)へと移り変わったが、忘却するにはまだ早い。 今月8日、産経新聞の〈尖閣・中国漁船衝突10年〉という記事で“消したい過去”を暴露されたのは、菅直人元総理(73)である。 2010年9月、尖閣諸島沖で、海保の巡視船に漁船ごと体当たりした中国人船長が逮捕されたが、突如、釈放。この際、菅元総理の“鶴の一声”があったことを、外相だった前原誠司衆院議員(58)が告発したのだ。... 記事全文を読む
前原誠司衆院議員 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 吉村洋文大阪府知事をめぐる政界相関図 (週刊朝日2020年8月7日号より 写真=(c)朝日新聞社) 最大野党である立憲民主党と国民民主党の合併新党協議がようやく軌道にのってきた。これまで幾度も破談に終わっていたが、国民民主のある議員は合併ウェルカムな思いを語った。 【吉村洋文大阪府知事をめぐる政界相関図はこちら】 「党名が立憲民主になることは納得がいかないが、彼らは前の選挙で排除された側の人たち。排除した側の国民民主が彼らの気持ちをくんであげるのは当然のこと。代表も枝野(幸男)さんでいい。またお仲間人事になるだろうが、今回はそれでもいい。四の五の言わずに、野党結集をするしかない。所属政党を民主党って名乗るつもりですよ」 だが、『小池百合子の大義と共感』の著者大下英治氏は立憲と国民民主の合併騒動に違和感を覚えるという。 「国民民
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