北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表 朴元淳ソウル市長(c)朝日新聞社 作家・北原みのり氏の連載「おんなの話はありがたい」。今回は、ソウル市長の死で改めて考えた、#MeTooの意義について。 【写真】自死したソウル市長。セクハラで告発された * * * 朴元淳ソウル市長が、自死した。報道によれば、元秘書へのセクハラ加害の告訴状が警察に届けられた日の翌日だったという。 弁護士時代から「慰安婦」問題に深く関わり、女性運動家たちからの信頼も厚い人だった。労働問題に真摯に取り組み、弱い立場におかれた人々を政治で救おうと努めた。韓国の民主主義の未来を描き続けた人のこのような最期には、どうしたって動揺する。朴元淳氏ほどの人も、性差別の壁を乗り越えられなかったのだとしたら、いったい……性暴力問題が正しく理解されるまでに、ど
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