世界最大の航空・宇宙機器メーカーである米ボーイング。事業の性格上、同社は常にサイバー攻撃を受けているが、堅牢なセキュリティシステムを構築し、月40万件近くのコンピューターウイルスの侵入をブロックしているという。世界最高水準とされるセキュリティシステムの構築・運用ノウハウを生かし、サイバーセキュリティソリューション事業を手掛ける。米国では国防総省をはじめとする政府機関に、日本でも官公庁や大企業などへのソリューション提供実績がある。ボーイングのセキュリティソリューション事業を統括するデューイ・フック氏に事業の状況を聞いた。 ボーイングがサイバーセキュリティソリューション事業に乗り出した理由は何ですか。 フック 手掛ける事業の性格上、非常に機密性の高いデータを業務で扱っています。このため我々は、社内に世界最高水準のセキュリティシステムを構築し、運用しています。ここで培ったノウハウは、高度なセキュ
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