ここ数年、コンピュータインフラの話題の中心になっているクラウドサービスやサーバー仮想化。日経コミュニケーションの調査では継続して利用の有無を聞いている。今回の調査結果は、前回調査に比べると小幅な伸びとなっている。 既に利用している企業の割合は、サーバー仮想化は前回調査よりも5.7ポイントの増加(図4-1)。クラウドサービスは、SaaS(Software as a Service)が同3.3ポイント、PaaS(Platform as a Service)が同0.7ポイント、IaaS(Infrastructure as a Service)が同1.6ポイントのプラス成長だった(図4-2)。前々回調査から前回調査への伸びと比べると、成長が鈍化しているように見える。