2022年、日本の出生数は1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り、「史上最低」を記録した。翌2023年1〜3月の出生数は2022年同期を5.1%も下回っており、少子化はとどまるところを知らない。婚姻数も減少の一途をたどっている。 2023年2月にBIGLOBEが発表した「子育てに関するZ世代の意識調査」によれば、「将来、子どもがほしくない」と回答したZ世代(18〜25歳)は45.7%にも上っている。 実態を探るため、筆者は複数の大学の現役大学生たちとの直接対話を敢行。「子どもが欲しい」「欲しくない」の理由やそこに至った気持ちを可能な限り聞き出した。全4回の第2回(後編)となる本記事では、上位大学と中堅以下の大学生のあいだにある、子を持つことに対する「意識の差」に迫る。 【前編を読む】Z世代の半数が「子どもを欲しくない」。若者たちの「不安」を煽るものの正体 【調査概要】 ・調査人数: