なにかと自分を責めてしまったりするなど、罪悪感は私たちに重要な影響を与えます。 しかし、誰かを傷つけてしまったというようなわかりやすい罪悪感は別としても、そうでない罪悪感の場合、自分にそれがあることに気づいていないことも少なくないーー。 そう指摘するのは、『罪悪感がすーっと消えてなくなる本』(根本裕幸 著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者です。 私はカウンセラーとして、20年近くの間に、ほんとうにたくさんの方にお会いしてきました。その中で一番問題になる感情がこの罪悪感であることに気づいたのですが、意外にも自分が罪悪感を抱え、それによって苦しんでいる(=しあわせになれない)ことに、多くの方は気づいていなかったのです。 そのため私は、この罪悪感を手放し、自分をゆるすための方法を、あれこれと研究することになりました。(「プロローグ いつも自分をゆるせないのは、なぜ?」より) 罪悪感がある