長良川鉄道・美濃太田駅のホームに17日、ライトノベル「のうりん」の「顔出しパネル」が設置された。作者で多治見市出身の白鳥士郎さん(31)も除幕式に出席し、パネルから顔を出して記念写真に納まった。 設置したのは、沿線の自治体、市民、企業でつくる「長鉄沿線応援団NGT2」(事務局=まちづくりNPOぶうめらん)で、今後、設置駅を増やしていくという。 「のうりん」は、いわゆる“アキバ系”の軽いタッチの小説で、県立加茂農林高校をモデルにした「田茂農林高校」が舞台。主人公の畑耕作が木下林檎らとラブコメディーを展開する。4巻が出版され、計20万部を超すヒット作になっている。近く第5巻が発売される。挿絵も人気で、パネルには畑と木下のイラストが描かれ、すきを担いだ畑になって記念撮影ができる。 除幕式には、同NPOの北村隆幸代表、同鉄道の坂本桂二専務らが出席。さっそく顔出しをした白鳥さんは「素晴らしいものを作
1990年代後半をピークに、雑誌・書籍とも低落傾向にある出版業界。そんな中でも、2009年の販売額を301億円と、その5年前より13.6%伸ばしているのがライトノベルだ(「ライトノベルで勝負 角川に挑む講談社・集英社」)。 ライトノベルでは現実と離れた題材が取り上げられることも多い中、農業高校を舞台に大胆な筆致で農業に関わる人々を描いた作品として話題になっているのが白鳥士郎著『のうりん』(GA文庫)である。農業高校を1年以上取材した中から生まれた『のうりん』はシリーズ累計で14万部を販売、この春にはマンガ化やドラマCD化も行われることとなった。 近年、マンガ界では農業高校を舞台にした荒川弘作『銀の匙』や農業大学を舞台にした石川雅之作『もやしもん』がヒットしているが、ライトノベルで農業をテーマとした作品は異色。『のうりん』が生まれた経緯やその反響について、作者の白鳥士郎氏とGA文庫編集担当者
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