話題のCULVをアスキー総研所長の遠藤が斬る この年末のパソコン市場を考える上で、注目したいキーワードのひとつに「CULV」がある。簡単に言うと「消費電力が少なく」「性能も高い」が、高価であるため、高付加価値モデルにしか搭載できなかった「超低電圧版CPU」の価格をより安価に設定して、10万円以下のノートにも搭載できるようにしたものである。 昨年後半から市場をにぎわせているネットブックは安価なミニノートとして大きな注目を集めた。とはいえ、搭載されているAtomプロセッサーの性能は決して高いものではなかった。CULVはAtomに比べて、2~3倍の性能を持つ。 各社のCULVノートのラインアップを見てみると上位機種にはCore 2 Duo、下位機種にはCeleronを搭載しているケースが多い。中でも注目したいのが、Celeron SU2300(1.2GHz)。キャッシュ容量が1MBと少ないものの