「ひと皮むけた」とまとめた2004年を引き継ぎ、今年は脱皮した人や組織が融合を迫ったり躍進したりで元気だった。現場の担当者としては忙しい1年だったが、実は来年以降の準備体操が始まっただけなのかもしれない──とも思った2005年を振り返った。 ネット企業との“融合”を拒否するテレビ局 「通信と放送の融合」に向けての動きが、今年になって本格化した。フジテレビジョンの筆頭株主だったニッポン放送の株式をライブドアが2月に大量取得。フジサンケイグループに業務・資本提携を迫った。 ライブドア側が株式を買い進める一方、フジ側は買収防衛策を発動。法廷闘争に発展した挙げ句、3月に突如、ソフトバンク・インベストメント(SBI)がニッポン放送保有のフジテレビ株を借り受けてフジの筆頭株主に。これをきっかけにライブドアとフジは和解した。 ライブドアの後を追うように楽天は10月、東京放送(TBS)株式の15.5%を取
![「そして時は動き始めた」──そんな2005年だったかな](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ad7776ad3a07ec055531ee61d8702dc240f787da/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F0512%2F28%2Fyu_matome_01.jpg)