会社や個人など、コピーやプリンタでの印刷に使う、A4の普通紙。500枚などで売られてるこのパッケージを見て、疑問に思ったことはないだろうか。 それは、紙の単位が「重さ」で表されていること。 例えばよくある表記が「64g/m2(平方メートル)」。これは「1平方メートルあたり1枚64gの重さの紙」ってことを表している。紙だったら、厚さの方がしっくりくる気がするのに、どうして重さで表現されてるんだろう? その理由を、紙の博物館の担当者の方に伺った。 「紙全般に言えることですが、商取引では、重さで表記した方が便利なんですね。業者側の話になってしまいますが、紙を運搬するときに、(トラックに積める量や料金など)重さで取引していまして。その表記法が、消費者の方が目にする商品でも、慣例として使われていると考えられます」 厚さでの表記じゃダメなの? 「紙は厚さにムラがある場合がありますので、どうしても厚さで
