―在宅時間の増加による住環境改善のニーズや、衛生意識の高まりで非接触ニーズが拡大中― 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、 リフォーム市場が活気づいている。1回目の緊急事態宣言が出された2020年春こそ、リフォーム事業者の営業自粛などの影響により市場は落ち込んだが、その後は テレワークや外出自粛などで在宅時間が増えたことにより、自宅での時間を快適にしたいという住環境の改善需要が拡大したことが背景にある。また、衛生意識の高まりによる非接触ニーズなど、さまざまなリフォームニーズも活性化している。 これらを受けて、住宅設備機器関連のなかには、コロナ禍前以上の業績となる企業もみられるようになった。仮に今後、コロナが収束に向かうとしても、在宅勤務の流れや衛生意識の定着などでリフォームニーズは底堅く推移するとみられている。引き続き良好な事業環境が期待でき、関連銘柄は要注目だろう。 ●リフォーム市場は