菅首相は19日の参院予算委員会で、10月末の事業仕分け第3弾(前半日程)で関連事業が「廃止」と判定されたジョブカード制度について、見直しのうえ継続させる意向を示した。 公明党の荒木清寛氏の質問に答えた。 首相は「私が議長の行政刷新会議でどう取り扱うか決め、予算に反映する場合には閣議決定する。蓮舫行政刷新相と細川厚生労働相に、ステップアップの努力をした人が認められるような制度をいかに作るか、早急にもう一度検討するよう指示する」と述べた。制度を見直したうえで継続させる意向を示したものだ。 これに関し、蓮舫氏は記者団に、内閣府の「ジョブ・カード推進協議会」で17日から制度見直しの議論を始めたことをあげ、「仕分け結果とまったく齟齬(そご)はない」との立場を示した。