福島県内の3歳児の子どものほとんどに、原発事故のあと、ストレスを抱えていることを示す行動が現れていることが福島大学の研究グループが行った調査で分かりました。 これは、心理学が専門の福島大学の筒井雄二教授らのグループが、去年11月からことし3月にかけて、県内の1歳6か月と3歳の子どもがいる保護者3773人を対象にアンケートを行ったものです。 それによりますと、3歳児を持つ保護者のうち、およそ97%が、震災と原発事故のあと、子どもが怒って暴れたり、何かの拍子に強くおびえるなど、ストレスを抱えていることを示す行動が現れていたと回答しました。 研究グループによりますと、通常、幼い子どものストレスの度合いに、地域による違いは出にくいということですが、3歳児については県内の6つの地域でばらつきがあったということです。 保護者については、部屋の窓を開けて換気ができなかったり、子どもを外で遊ばせないなど、