時代を超えてコアなファンに愛されてきた名作ドラマ「傷だらけの天使」(日本テレビ系、1974年10月~75年3月放送)の舞台となった東京・代々木のビルが今夏から解体されることが決まった。建物の一角で営業を続けてきた居酒屋は27日の深夜12時をもって営業を終了し、28日に撤収。くしくも主演の“ショーケン”こと萩原健一さん(享年68)が亡くなった年、ゆかりの“聖地”もこの世から消滅すると知った人たちが店に集まり、名残りを惜しんだ。 【写真】営業最終日に残された店長のメッセージ 「傷だらけの天使」では、萩原さん演じる修(オサム)と、当時22歳だった水谷豊(66)扮する亨(アキラ)が国鉄の線路沿いに建つ「エンジェルビル」屋上のペントハウスに住んでいる設定。電車音と共に目覚めた修がゴーグルを額へと上げたまま、新聞紙をエプロン代わりに、トマト、クラッカー、ソーセージ、コンビーフをかじり、牛乳瓶のふたを口